旅 - 国 内-

軽井沢 万平ホテル120周年

晩夏に大好きな軽井沢の、大好きが詰まったクラシックホテル、万平ホテルの120周年記念『MAMPEI STORY』へ。
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250年前開業当時は旅籠「亀屋」。それをステンドグラスで印象的に演出。万平ホテルには、この他にも色々なところへステンドグラスが使われています。

記念ディナーのメニューも大正時代に作られた図案を現在も使用、紙も当時の雰囲気を変えないような特注品、古びないデザインですよね。
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今回は碓氷館のクラシックルームへ宿泊。バルコニーへ続くコージーなスペースには床の間のような飾り棚。軽井沢彫りの箪笥やライティングビューロー等...空間に余裕と上質感が漂います。
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このバスルームも大好き!コンパクトな空間プランが優れています、ぜひご参考下さい。昔から使われている猫足のバスタブも優雅な気分にさせてくれます。
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廊下には、こういった古いメニューや設計図、当時の手紙や写真が。
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こちらは、昭和初期頃から使われている食器。モチーフは万平ホテルの象徴的なモチーフ「すずらん」。デザインが心なしかアールデコっぽいですね。
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スタッフの方々が口にする「ここで働きたいと思ったんです」この気持ちに支えられて万平ホテルはこれからも『MAMPEI STORY』綴られてゆくのでしょうね。満喫です!


ここからは、万平ホテルともつながりが深いらしい「旧三笠ホテル」です。
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日本人オーナーの日本人設計・監督・棟梁による西洋建築。監督はライバルでもある、万平ホテルのオーナーだったそうです。互いの度量に打たれてしまいます…

有島武郎の弟さんがデザインした三笠ホテルの「MH」の紋章。こちらは松と組合せたカーテンボックス、箪笥等にも刻まれていました。
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光と陰…美しいです。
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この他、カーテンレールのブラケットの彫刻が見事だったり、写真の漆喰アーチだったり、人の手・技が光る建築だと思います。

旧軽井沢は、この他にも有名無名、新旧の建築満載で朝夕の散歩が本当にたのしいところです。


最後は、軽井沢といえば別荘ですね。
2008年に塩沢湖タリアセンへ移築された「睡鳩荘・朝吹邸(ヴォーリス建築)」です。
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作家・フランス文学者の朝吹登水子邸
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大正時代に英国留学されていたお父様の意図が反映された別荘。
様々な国の家具と様々なデザインの軽井沢彫りの家具、登水子さんがフランスから持ち帰った部屋ごと異なる雰囲気のカーテン、フランス公邸のラグ。そして、仲良しだった徳川喜和子さんからの頂き物、家紋入りのキャンドルスタンドなどもあり、朝吹登水子さんの「私の軽井沢物語」の生活を垣間みれる空間です。
ヴォーリス建築のお話しはこちらにも

タリアセンには、この他に旧軽井沢郵便局舎だった明治の建物が「深沢紅子野の花美術館」に。
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帝国ホテルの建築にも関わった、アントニン・レーモンドの夏のアトリエだった建築が「ペイネ美術館」に。
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これからも軽井沢はありきたりにならない、歴史をいかす強さと美しさを持ち続けた場所であって欲しいです。
ちなみに、9月10日現在の旧軽井沢の紅葉は稀に葉先程度・中軽井沢は黄葉の方が多かった気がします。


<おまけ>久しぶりの「峠の釜めし」は富岡製糸場の記念パッケージに!
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by wallart | 2014-09-11 09:30 | 旅 - 国 内- | Comments(0)

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