立派な門柱の奥に日本家屋

【玄関】これは!
このレリーフと金物つかい…
絶対にルネ・ラリックのはずです。期待高まります〜

【ご先祖様の仏間の前廊下】
このシャンデリアのために一部を折り上げ、鉄筋造にしたということ

【食堂】
絢爛な食堂に、美しい木目の8人掛けエクステンションテーブルがお見事

硝子の欄間が折衷様式ですね

食堂の格天井

【客間】
家紋をアレンジされたのでは?と思える木彫の家具、刺繍があしらわれた飾敷き

【階段ホール】ご本人の肖像画でしょうか、手には零戦?

【和室】
炉があったので茶室?と思いましが、その割りには要素が多いと感じました。
邸の方に聞いてみると、ご当主の趣味の部屋として使われていたそう。
この採光といい、納得です。
ふんだんな竹、木材に贅を尽くされたことをうかがい知れます。
季節の花や風景が描かれた絵はご自身の手になるものでしょうか。



食堂の天井の絵ですね。

【廊下】家紋の壁紙!唐紙でしょうか…

襖絵も風雅です。邸の中には、花鳥風月の板襖絵が多数。
実はそれらの中には、年末になると届いた物も…なんて話も聞かせてくださいました。

引手・釘隠にも家紋

飾り窓板目が揃ってる!

【厨房】まるで、ホテルの厨房並み!キッチンのスケール超えています。外国製のガスオーブンの横に、バスタブのような...洗い場?水槽代わり?食器棚、盛りつけ台、網が張られた収納棚もありました。


【庭園】2階 寝室側 夫人の寝室には、一段高い小部屋がありました。
棚戸には絹が張られ色とりどりの様々な花や蝶などの刺繍が。お姫様だったのですものね。

桂離宮の敷石をおもわせました。

半日掛けて巡りましたが、なんせ時間を有する性質上、2回のご紹介に入りきれなかった「田園調布の家(大川邸)・小出邸」も含め西ゾーンのみの鑑賞になってしまいました。
商店街や銭湯などの東ゾーンなどは次回のお楽しみです。
日本が貧しくもあり豊かでもあった「時間・本物」にであえる場所。隣地に広大な公園も備えていて気持ちのよいところです。東京近郊の方はぜひ!